国勢調査 インターネット回答について

国勢調査 インターネット回答について

こんにちは、T研究員です。

前回は国勢調査について紹介させていただきましたが、その国勢調査も調査毎に変化しています。今回はその国勢調査の変化ともう一つの展望について紹介いたします。

■変わる国勢調査

国勢調査は前回もご紹介したように、調査員が調査票を配り、またお願いをするというかなり手間のかかる全数調査となっております。それが、第19回調査(2010)では東京都、第20回調査(2015)よりインターネットでの回答も可能となりました。

・以外に多いインターネットの回答率

前回の第20回(2015)から始まったこのインターネット回答ですが、初回にもかかわらずなんとインターネットによる回答率はなんと36.9%にも及びました。そして今回の調査では回答の半分以上をインターネット回答によるものにしようと取り組まれています。

・インターネット調査の利点

インターネットの大きな利点として、回答者の立場では回答のしやすさがあります。私も今回初めてインターネットによる回答を行いましたが、クリックで回答することができ、自分の該当する質問事項が自動で表示されるため、調査表のすべてを読む必要がなく、不明点の回答も非常にわかりやすくまとめられ短時間で回答することができ、負担が少なかったように感じました。なおかつ記入ミスがあればその場で指摘され、回答の正確性も高まるのではないかと感じました。

また、行政側のメリットも大きく、インターネット回答であれば、回答のチェックやコーディングなどの手間を大幅に減らすことができ労力・コストの削減につながります。また、将来的に大半の人がインターネットによる回答を行えば、調査員や調査用紙の数を減らすことができ調査のコストを大幅に削減することができます。

ボランティアに近い調査員の報酬ですが、日本全国だと相当な金額となります。

出典:守谷市,「令和2年度国勢調査の調査員大募集!!」,
   https://www.city.moriya.ibaraki.jp/shikumi/statistics/toukeibosyu.html,10月1日

  

この手の話をするとよく、インターネットを使えない人はどうなるのかといった意見が良く上がります。現在、日本のインターネット普及率は79.8%(令和元年度版 情報通信白書)と5人に1人はインターネットが使えない状況にあることは事実です。しかし、インターネット調査を増やし、そこで削減できた予算を利用して、そういった人たちの対策を行った方が非常に有益な調査になると考えます。

■新たな活用の可能性

今回は国勢調査のインターネット調査についてご紹介いたしました。インターネット調査により前述のとおり、大幅にコストを削減することができます。これにより調査項目や調査頻度を増やすなどより、利用しやすい統計とすることが可能になると考えます。また、何より国勢調査は日本で最も有名で重要な調査の一つで、この調査をいち早くインターネット調査に切り替えることにより、他の統計も同じくインターネット調査に移行する足掛かりとなり、より利用しやすく、今の実態に合った統計に生まれ変わるのではないかと考えます。

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